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富士フイルム、和光純薬工業への公開買付け 

精密化学メーカーの富士フイルムは、和光純薬工業の普通株式を、公開買付けにより取得する。買付代金は、約1547億円との予定。富士フイルムグループは、「ヘルスケア」など多角的な事業を展開。一方で、和光純薬工業は有機合成用の試薬などの製造・販売を行っている。

買収に際して武田薬品などから和光純薬が3割超に当たる自社株を買い取るためTOBとは別に970億円の費用がかかる。都内で同日開いた記者会見で富士フイルムHDの古森重隆会長兼最高経営責任者(CEO)は「自社が持つナノテクノロジー(超微細技術)や化学の技術と、和光純薬の試薬や化成品、高機能材などの技術を生かし事業を伸ばす」と述べた。

 和光純薬は15年度の売上高が794億円。富士フイルムは買収による相乗効果で21年度に売上高を1000億円に増やす計画だ。再生医療事業を共同で手掛けるほか、営業網も相互に活用して販売を増やす。(日経電子版 2016/12/16)

フィルムメーカーから、多角的な事業体に変容を遂げている、富士フイルムの動向を注視していきたい。

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