レコメンドエンジンのM&A

レコメンドエンジン企業のM&Aの手法について

レコメンドエンジンという言葉ご存知でしょうか
レコメンドエンジンはECサイトを利用するときによく見かけます。
例えば、以下の図のようにAmazonを利用するときに、『関連する商品』という項目が出てきて勧められるかと思います。購入状況や閲覧履歴などと関係あるものを提案することで、購入意欲を高めるというのが、Amazonでの仕組みです。
recomend
※Amazon(https://www.amazon.co.jp/)から引用

EC以外のサイトでも活用事例は多く存在します。
例えばグノシーなどのニュースサイトがあげられます。各ユーザーの訪問履歴から自動的にパターン化し、ユーザーに対し興味・間つぃんの強い情報をレコメンデーションすることで、滞在時間や閲覧数を増加させるなどの工夫をしています。

では、レコメンドエンジンはどのような機能があり、どのような導入メリットが存在するのでしょうか。まずは、機能について紹介します。おすすめの商品の紹介以外には以下の機能が存在します。

・ランキング機能

Ex 売れ筋ランキング、アクセスランキング

・レポート機能

レコメンドエンジンは導入後レコメンド実施場所、ターゲット条件レコメンドルールなどに関し、効果測定を実施し、どのレコメンドが優れているのか確認できます。

・ABテスト機能

レコメンドで表示される商品パターンを2パターンに分け配信し、よりよい結果を表示することができます。

主な機能は以上になります。
では次に、レコメンドエンジンの導入はどのようなメリットがあるのでしょうか。顧客の滞在時間や閲覧数の増加、そして顧客単価の増加などは分かりやすいかと思います。それ以外のメリットを以下では述べます。

メリット1 顧客の信頼を維持・獲得できる

レコメンドエンジンを利用して顧客の特性を把握することで、彼らにとって「あ、いいな」って思うものを見つけられる可能性が高まります。また、関連商品をメールやSNSなどで送ることで、顧客はあらゆるタイミングで、興味のある商品情報を知ることができます。
例えば、靴を探している顧客がいるとします。膨大な商品から自分に合うものを探すのは困難です。「自分の好みや容姿にフィットするものを発見できる」ことは顧客にとってありがたく、そういうサイトの方が信頼を獲得できると思われます。

メリット2 顧客の選択の幅を増やせる

レコメンドエンジンで勧められた商品を顧客が知らない場合も結構あります。それが顧客にとって、思いもがけない発見であるのならば、彼らにとっていいサービスとなると思われます。

レコメンドエンジン企業をM&Aの手法のポイントについて

最後に、レコメンド企業をM&Aする際の注意点について3点述べます。

Point1 レコメンドエンジンを導入する目的は明確になっているか

レコメンドエンジンには上記の機能以外にも数多く存在します。レコメンド表示をする条件に満たない場合に、表示なしの状態を防ぐために、何かを自動で表示する『補てん表示機能』などです。そのためにも、達成したい目的や改善したい課題を明確にしたうえで、レコメンドエンジン企業のM&Aを検討すべきです。

Point2 自社のサイトにレコメンドエンジンを導入できるか

ニュースサイトやECサイトなどの選択肢が多いサイトでこそ、レコメンドエンジンは強味を発揮いします。自社サイトで多くのラインナップがない場合、レコメンドエンジンと自社事業とのシナジーは薄いと思われます。また、レコメンドエンジンを自社に入れるのもタグ設置などの新たなタスクが発生します。事前にどのような作業が、どれくらい発生するのかレコメンドエンジン企業のM&Aを検討する際には確認すべきです。

Point3 ASP型かクラウド型か

ASP型はサーバーの準備も不要のため、自社サイトへの導入も手軽に行えますが、パッケージ型の場合だと、工数がかかる一方で、レコメンドロジックのチューニングや、アクセス解析との連動など、細かな設定ができるメリットが存在します。

以上がレコメンドエンジン企業のM&Aの際となります。多くの企業がECやWebサービスなどの事業を展開するなかで、レコメンドエンジンは必須の機能になっています。2015年3月にソフトバンク株式会社はレコメンドエンジンシステムの事業を展開するサイジニア株式会社の株式を20%取得するなど、レコメンドエンジン機能は各企業が獲得に乗り出していると思われます。その状況の中で、レコメンドエンジン企業をM&Aするのは1つの選択肢かもしれません。

Copyright 2016 xxxInc. All rights reserved.